ギアレンチ思考
緩めたためボルトが出っ張ってきてレンチが抜けない
この頁は Parts & Tools ご意見番・メカの達人の投稿をご了解の下、可能な限り修正せず、発表させていただいております。

以前、狭い場所で回転方向の変えられないギアレンチ(正確にはギアレス)でボルトを緩めたときに、

緩めたためボルトが出っ張ってきてレンチが抜けないという
トラブルに見舞われました。

安いギアレスだったので壊して何とか外しましたが、普通のメガネレンチなら、緩めた分だけ締めることで元の位置に戻れますが、

方向の変えられないギアレンチは緩めるだけで元に戻れないという欠点があります。

以前に、スエカゲのオフセットギアレンチ(逆転可能)を買ったのはその経験を生かしてのものです。

写真1.2 エアコンコンプレッサの取り付けボルト 最悪、切り替え無し工具の場合このような状態になり
工具を抜くことができない
(気をつければいいのだが一度あった)

しかし、そのオフセットギアレンチも狭い場所で使うと、回転方向を変えるラッチが当たってしまい、

勝手に回転方向が逆になってしまう問題があります。

スズキの車には相性が良いようで毎日使っています。この手の工具は、ベルト調整の際の調整ねじを回す時など


ベルト調整に関連した付近(狭い箇所)によく使います。

ただし、送り角5度となっていますが、正確には同じ5度であるギアレスの方が作動角が小さいです。

ただし、少しトルクをかけると動きが渋くなるので特殊な箇所を除いて使いません。


オフセットレンチもすごく大きなトルクをかけるときには、力の掛かり方が斜めですのでボルトの頭を捕らえきれない時があり、

そのときにはSIGNETのギアレンチを使います。(現在はKTCのギアレンチを使用)

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